2021.12.22 17:41
国連、タリバンに6億円拠出検討 警備費で、制裁抵触との見方も
【イスラマバード共同】ロイター通信は22日、アフガニスタンでの国連関連施設や職員の安全を確保するため、国連がイスラム主義組織タリバン暫定政権の内務省職員に警備費として約600万ドル(約6億8千万円)の支払いを検討していると報じた。ハッカニ内務相は国連や米国の制裁対象で、専門家は支払いが制裁に抵触しかねないとの見方を示している。
アフガンでは駐留米軍が8月下旬に撤退。タリバン暫定政権が国連関連施設の警備に当たっている。
国連の副報道官は「治安が不安定な地域で職員が働く場合、国連は雇用主として受け入れ国の対応能力を強化する義務がある」と説明した。