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2021.12.22 08:25

コロナで結婚式断念の夫妻へ...高知市の専門学校生が披露宴プロデュース

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夫妻と一緒に参列者を見送る学生ら(高知市桜井町1丁目)

夫妻と一緒に参列者を見送る学生ら(高知市桜井町1丁目)

 高知情報ビジネス&フード専門学校のブライダルコースの2年生9人が21日、新型コロナウイルス下で結婚式を挙げていない夫妻のために、自分たちでプロデュースした式と披露宴を高知市内で開いた。

 吾川郡いの町の金子敏喜さん(22)、玲奈さん(20)夫妻。1月に結婚し、コロナ下で式は断念していたが、学生が玲奈さんの友人だった縁で実現した。

 学生たちは卒業前の集大成として8月から準備。「和と洋」をテーマに据え、会場のゲストハウスを白と緑を基調としたドライフラワーで装飾し、参列者に配る弁当は和食で仕上げた。

 夫妻のヘアメークも学生が担い、料理を盛り付けて運んだり、演出に合わせて照明や音響を調節したりと大忙し。感染防止のため歌の披露がない分、25人の参列者には8段に積み上げたパンケーキの飾り付けを楽しんでもらうなど、会場の一体感に工夫を凝らした。

 夫妻は「細かいこだわりがすごい。感動しました」。司会を務めた徳橋詩奈さん(20)は、来春からブライダル衣装の仕事に。「ハプニングもあり、臨機応変な対応が大事だと実感した。これからもすてきな結婚式を演出していきたい」と満足そうに話した。(浜田悠伽)

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