2021.12.21 14:16
景気判断17カ月ぶり引き上げ 12月「持ち直しの動き」
東京スカイツリーと都内の町並み
政府は21日発表した12月の月例経済報告で、景気の基調判断を「このところ持ち直しの動きがみられる」とし、2020年7月以来、17カ月ぶりに引き上げた。新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除後、個人消費の持ち直しの動きが外食や宿泊から映画など娯楽にも広がってきたことを反映した。
個人消費は「持ち直している」と表現し、2カ月連続で上方修正した。生産の足かせとなっていた半導体などの部品不足が和らぎ、新車販売が回復傾向となったことも寄与した。企業の業況判断も5カ月ぶりに引き上げた。サービス分野など非製造業を中心に改善した。