2021.12.20 09:39
仏、母の姓へ変更容易に 与党法案提出へ、法相発表
フランスのデュポンモレティ法相(ロイター=共同)
【パリ共同】フランスのデュポンモレティ法相は、姓の変更手続きを簡素化する法案を与党が議会に提出すると明らかにした。母子家庭で子の姓を父親から母親に合わせたり、跡継ぎがいない方の姓に子が変更したりすることが容易になる。ELLE(エル)誌電子版が19日、インタビューを伝えた。
フランスでは出生の際に子の姓を父親か母親か両方(複合姓)かを選ぶことができるが、個別の申請をしなければ父親の姓となる。成人は現在も姓を変更できるが、手続きは複雑で時間がかかる上、変更の理由を当局に説明しなければならない。
法相は法案が「両親の平等、国民の自由」をもたらすと訴えた。