2021.12.20 08:39
カワウソは今も高知にいるのか?「注目している」横倉山自然の森博物館学芸員に聞く
赤外線自動カメラが捉えたカワウソらしき動物(四万十町の四万十川流域、土井秀輝さん提供)
―四万十川流域で昨年11月に自動カメラが捉えた画像(土井秀輝さん撮影)について、県内研究者の一人は「異論もあろうが私はニホンカワウソと判断する」とした。この写真をどうみる?
「カワウソにしかない特徴は、のどから腹にかけて白く、背とはっきりコントラストがあること。この写真では、それが確認できない。私はカワウソとは言えない。カワウソではない、とも言えない」
「四足歩行でしっぽが長く、この体形。高知県にいる動物でまず考えられるのはハクビシンだ。しかしこの写真では、重要な識別ポイントである頭から胸が写っていない。だから私はハクビシンとも断定できない」…