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2021.12.20 08:39

カワウソは今も高知にいるのか?「注目している」横倉山自然の森博物館学芸員に聞く

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赤外線自動カメラが捉えたカワウソらしき動物(四万十町の四万十川流域、土井秀輝さん提供)

赤外線自動カメラが捉えたカワウソらしき動物(四万十町の四万十川流域、土井秀輝さん提供)

 11月23日付高知新聞「そして某年某日」で、ニホンカワウソらしき動物の目撃体験を紹介した。環境省による「絶滅宣告」から9年が経過した今も高知県内外で異論は根強い。まだカワウソはいるのか? 野生動物に詳しい横倉山自然の森博物館(高岡郡越知町)学芸員、谷地森秀二さん(54)に聞いた。

 ―四万十川流域で昨年11月に自動カメラが捉えた画像(土井秀輝さん撮影)について、県内研究者の一人は「異論もあろうが私はニホンカワウソと判断する」とした。この写真をどうみる?

 「カワウソにしかない特徴は、のどから腹にかけて白く、背とはっきりコントラストがあること。この写真では、それが確認できない。私はカワウソとは言えない。カワウソではない、とも言えない」

 「四足歩行でしっぽが長く、この体形。高知県にいる動物でまず考えられるのはハクビシンだ。しかしこの写真では、重要な識別ポイントである頭から胸が写っていない。だから私はハクビシンとも断定できない」…

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