2021.12.18 21:06
世界の核関連投融資、7兆円減少 禁止条約影響、日本は増加
日本の金融機関7社の投資額と説明
世界の金融機関による核兵器関連企業への投資や融資などが総額630億ドル(約7兆2千億円)以上減少したことが、オランダの国際非政府組織(NGO)「PAX」の調査で18日までに分かった。PAXは核兵器の使用、製造や保有などを全面違法化する核兵器禁止条約(1月発効)の影響で、投融資はリスク要因となったと分析。一方、日本の金融機関の投融資総額は非核保有国では最大で、増加していた。
PAXは「核禁止条約発効による目に見える効果だ」と強調、金融機関が関連企業との「取引を避けることが核兵器廃絶への解決策」と訴えた。(共同)