2021.12.16 14:20
半導体向け樹脂3割増産 三菱ケミカル、北九州で
三菱ケミカルが増産する半導体材料向け樹脂
三菱ケミカルは16日、半導体のパッケージ材料に使われる樹脂の生産能力を現状から約3割引き上げると発表した。福岡事業所(北九州市)に設備を導入し、2023年4月から生産を始める計画だ。投資額は非公表。半導体の旺盛な需要に対応する。
増産するのは半導体を光や熱、ほこりなどから保護する「封止材」と呼ばれる材料向けの樹脂。現在は三重事業所(三重県四日市市)で生産し、世界に供給している。福岡事業所では、完全子会社の新菱(北九州市)が生産を担う。