2021.12.16 11:54
永平寺で福山前貫首の本葬 全国から参列、功績しのぶ
曹洞宗大本山永平寺で営まれた福山諦法前貫首の本葬。左奥は弔辞を述べる杉本達治福井県知事=16日午前、福井県永平寺町
曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)の前貫首で9月10日に88歳で死去した福山諦法氏の本葬が16日、同寺で営まれた。法堂内に設けられた祭壇には遺影が飾られ、参列者が福山氏の功績をしのんだ。
午前9時半から始まった法要には、全国から曹洞宗関係者ら500人以上が出席。僧侶らが位牌を手に祭壇の前をゆっくりとした足取りで回り、参列者らが読経した。
杉本達治福井県知事は「海外への情報発信など多大なるお力添えをいただいた。今はただ、偉業をしのび、永平寺の禅の心を世界の人々に感じてもらえるようにしたい」と弔辞を述べた。