2021.12.16 09:59
安保理で日米欧が北朝鮮を非難 人権状況を討議
米ニューヨークの国連本部(共同)
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は15日、北朝鮮の人権状況について非公開で討議した。会合後、米国や英国など欧米の安保理メンバー6カ国に日本を加えた7カ国は、北朝鮮当局による拷問や強制労働などの人権侵害を非難し、日本人拉致問題の解決を訴える共同声明を発表した。
声明は、北朝鮮当局が新型コロナウイルス対策と称して行っている移動制限などにより、人権状況がさらに悪化していると強調。支援が必要な人々に物資が行き渡るのを当局が妨げているとも指摘した。
日本の石兼公博国連大使は声明発表後に記者団に対し「拉致問題は国際社会の共通の関心事であるべきものだ」と述べた。