2021.12.15 22:42
イラン、カメラ設置で合意 核施設、IAEAと
【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は15日、イランの反米保守強硬派ライシ政権がIAEAの査察の対象外としているテヘラン西方カラジの核関連施設に、監視カメラを設置することでイランと合意したと発表した。IAEAは年内にカメラを設置する予定。
イラン核合意の再建に向けた米国との間接協議が難航する中、核合意の検証に当たるIAEAにイランが協力姿勢を示した形。米国の譲歩を引き出したい思惑とみられる。ただ、イランは録画映像は提供しない考えとみられ、核活動の検証が難しい現状は変わらない。