2021.12.15 18:06
囲碁の大竹名誉碁聖が引退 元日本棋院理事長
引退を発表した記者会見で、笑顔で棋士人生を振り返る大竹英雄名誉碁聖=15日午後、東京都千代田区の日本棋院
長く囲碁のトップ棋士として活躍し、日本棋院の理事長を務めた大竹英雄名誉碁聖(79)は15日、東京都千代田区の日本棋院で記者会見を行い、同日付での引退を発表した。
大竹名誉碁聖は、「碁盤に向かって、頭の中に浮かぶ図が自分が思っているより貧相になってきた。こんなことでは失礼(引退)した方がいいかな」と話した。
北九州市出身で、1956年にプロ入り。同い年の林海峰名誉天元と共に「竹林」と呼ばれ、一時代を築いた。碁聖のタイトルは6連覇を含め通算7期。その他、名人戦、王座戦など多くの棋戦を制した。2008年から12年には日本棋院の理事長も務めた。