2021.12.15 13:03
デジタル口座への自動移行を停止 みずほ22年、大規模障害の原因
3月のシステム障害で一部が利用できない状態になったみずほ銀行のATM=東京都千代田区
みずほ銀行は15日、来年3月に予定していた預金者のデジタル口座への自動移行作業を停止すると発表した。今年2月に、自動移行に伴って現金自動預払機(ATM)の大規模障害が発生していた。みずほ銀は「一層の機能向上を図る」と説明し、再開の時期は未定としている。
みずほ銀は今年1月にデジタル口座「みずほe―口座」の取り扱いを始めた。毎年1月末を基準日として1年以上、通帳への記帳がない既存口座をデジタル口座に自動で移行する仕組み。来年は、自動移行は停止するが、顧客から要望があれば受け付ける。
2月の大規模障害は、自動移行の負荷により稼働中のATMの約8割が停止した。