2021.12.15 10:44
関西圏特急、全車指定拡大 JR西、来春改正で方針
JR西日本の特急「くろしお」(パンダのラッピング列車)
JR西日本が、関西圏で発着する在来線特急の一部を、来年3月のダイヤ改正時に全車指定席化する方針を沿線自治体に伝えていることが15日、関係者への取材で分かった。同社は近く、概要を発表する。新型コロナウイルス禍で厳しい経営環境の中、車内検札の簡素化などで経費節減につながる全車指定席化の拡大が必要と判断したもようだ。沿線自治体は、利便性の低下につながらないよう求めている。
関係者によると、全車指定席化される見通しなのは、京都や新大阪と和歌山県南部を結ぶ「くろしお」や、新大阪と城崎温泉の間を走る「こうのとり」、京都と東舞鶴をつなぐ「まいづる」など。