2021.12.14 19:38
道路陥没、周辺地盤「緩みない」 東京・調布、東日本高速が調査
東日本高速道路は14日、東京都調布市で起きた道路陥没の現場周辺を追加で調べた結果、地盤に緩みはなかったと発表した。陥没は真下で行っていた東京外郭環状道路(外環道)のトンネル掘削で土砂を取り過ぎたのが原因だが、工事の振動により周辺の地盤も緩んでいるとの見解を一部の専門家が示していた。
同社関東支社の加藤健治建設事業部長は記者会見で「振動は最大でも震度0相当。地盤の緩みを引き起こすことは考えられない」と述べた。
陥没現場から40~50メートルの2地点で、地中に棒状のものを打ち込んだり、エックス線で検査したりしたほか、地層の成り立ちを調査した。