日独、沖縄南方で戦術訓練　中国けん制アピール

2021.12.14 16:40

日独、沖縄南方で戦術訓練　中国けん制アピール

高知新聞社

　ドイツ海軍のフリゲート艦バイエルン（左奥）と共同訓練をした護衛艦ゆうぎり（手前）＝１３日、沖縄南方（海上自衛隊提供）

　海上自衛隊は１４日、護衛艦ゆうぎりとドイツ海軍のフリゲート艦バイエルンが１３日に沖縄南方で共同の戦術訓練を実施したと発表した。バイエルンは１１月、ドイツ海軍艦艇として約２０年ぶりに日本へ寄港。ドイツは中国の海洋進出を念頭にインド太平洋への関与強化を打ち出しており、両国は連携してけん制姿勢を示す狙いとみられる。

　海自トップの山村浩海上幕僚長は１４日の記者会見で「自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、日独で協力する姿を見せることができた」と強調。ドイツ海軍がインド太平洋に定期的な艦船派遣の意思を示しており、「今回の教訓を踏まえ、次の訓練をしたい」と話した。

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