2021.12.13 10:10
10万円「年内一括も選択肢」 首相表明、方針転換
衆院予算委で答弁のため挙手する岸田首相=13日午前
岸田文雄首相は13日の衆院予算委員会で、18歳以下の子どもへの計10万円相当給付について「自治体の判断で地域の実情に応じ、年内からでも10万円の現金を一括で給付することも選択肢の一つとしてぜひ加えたい。そういった方向で具体的な制度設計を考えていきたい」と表明した。政府はこれまで10万円の現金一括給付について「想定していない」と否定的な考えを示しており、地方自治体や野党の批判などを受け、方針転換を図った形だ。
政府は今後、実際に10万円給付をどのような形で行うのかについて検討を進めるとみられる。