2021.12.11 17:50
中日と西日本が連携、スクープに 新聞協会賞、記念講演
2021年度新聞協会賞受賞者の講演会で話す中日新聞社の酒井和人氏。右は西日本新聞社の竹次稔氏=11日午後、横浜市
2021年度新聞協会賞の受賞者の講演会が11日、横浜市中区のニュースパーク(日本新聞博物館)であった。「愛知県知事リコール署名大量偽造事件のスクープと一連の報道」で受賞した中日新聞社の酒井和人氏は「現場で人に話を聞くという取材の基本を徹底した」とし、共同受賞の西日本新聞社の竹次稔氏は「地域課題の解決が地方紙の役割だ」と述べた。
インターネットを通じて西日本新聞に寄せられた情報提供が端緒となり、両紙が連携し特報。竹次氏は「従来の新聞ジャーナリズムが基盤となり、地方紙の連携という新しい取り組みが加わった結果だ」と話した。