2021.12.11 17:23
SBI、新生銀行を傘下に TOB成立、過半数も視野
SBIホールディングス本社が入るビル=東京都港区
SBIホールディングスは11日、新生銀行への株式公開買い付け(TOB)が成立し、連結子会社化すると発表した。保有比率を47・77%に高め、大手銀の一角を傘下に置く。今後は過半数への買い増しを視野に入れるが、新生銀に注入された公的資金の返済に向けた戦略策定が焦点となる。
SBIはTOB結果を受け「事業上の提携構築・強化へ好ましい結果で終了できた。(新生銀と)双方で協調して企業価値向上に取り組んでいく」とした。新生銀をSBIグループの中核銀行に位置付け、SBIが掲げる地銀連合との連携強化などを目指す。
新生銀は来年2月の臨時株主総会で経営陣を刷新予定。