2021.12.11 17:17
恒大集団トップの持ち株比率低下 担保株式の強制売却で
中国恒大集団の許家印主席(CNS=共同)
【香港共同】経営危機に陥っている中国不動産大手、中国恒大集団トップ、許家印主席の同社株の持ち株比率が61・88%から59・78%に低下したことが分かった。担保として差し出していた株式が強制売却されたため。11日付の香港紙、明報などが報じた。
対象の株式は約2億8千万株で、6日から9日にかけて4回に分けて売却された。10日終値で換算すると、約5億香港ドル(約73億円)に相当する。許氏が香港証券取引所に提出した資料で明らかになった。
報道によると、強制売却したのは、許氏が10月上旬に融資の担保として約5億株を差し出した第三者とみられる。