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2021.12.12 08:40

「釣りバカ日誌」原作やまさきさん、高知在住・黒笹さんと対談「生きるなら、ここだなあ」

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「釣りバカ日誌」の始まりを振り返るやまさき十三さん=右=と黒笹慈幾さん(黒潮町の大方あかつき館)

「釣りバカ日誌」の始まりを振り返るやまさき十三さん=右=と黒笹慈幾さん(黒潮町の大方あかつき館)

 人気漫画「釣りバカ日誌」(小学館)の原作者、やまさき十三さん(80)がこのほど、幡多郡黒潮町で作品の裏話などを対談形式で語った。聞き役は初代担当編集者で、高知市在住の黒笹慈幾(やすし)さん(71)。2人は「老々対談なので記憶は怪しい。許して」と前置きしつつ、作品誕生の経緯や映画に受けた影響などを披露した。

 漫画は、1979年にビッグコミックオリジナルで連載が始まり、今も継続中。88年には故三国連太郎さん、西田敏行さん主演で映画化され、22本が作られる国民的シリーズとなった。

 そんな釣りバカ―のスタートは、ひょんなことから。映画助監督の経験があったやまさきさんは、40歳を前に釣りに「はまった」。これを聞きつけた小学館のデスクに話を持ち掛けられ、「『釣りキチ三平』のように詳しくは書けないが、釣りにのめり込んでいく人の話なら」。増刊号に読み切り作品を掲載すると大きな反響があり、大抜てきで本誌連載が決まったという。

 そして42年後の今年5月、連載千回を達成した。「打ち切り時かなという気持ちもあって、作画の北見けんいちさんに『一区切りにしない?』と提案した」と明かし、「簡単にうっちゃられました。逆に励まされて続いている」と笑った。

 映画化されたことで、「(三国さんと西田さんの)掛け合いのシンプルさみたいなものを漫画の中にいただいた」「2人の芝居にいっぱい影響を受けた」と振り返った。

 高知を舞台にした話も書いており、当時のエピソードも披露。黒笹さんが「中央の論理ではだめな県でも、高知は暮らすにはとてもいいところ」と話を振ると、「取材に来た時、『生きるなら、こういうところだなあ』という気がした」と応じていた。

 対談は上林暁文学館の文学講座として11月28日に開催。やまさきさんは原稿用紙に自筆した第千話と、千一話のシナリオを同館に寄贈した。

 同館では、北見さんが描いた釣りバカ―の原画などを来年1月末まで展示している。(八田大輔)

◆対談要旨はこちら

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