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2021.12.10 20:58

南極観測船しらせ、定着氷に突入 昭和基地まで50キロ、砕氷航行

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 定着氷を割りながら、昭和基地を目指して進む観測船しらせ=10日午前、南極海(小型無人機で南極観測隊同行記者撮影)

 【南極海=南極観測隊同行記者】第63次南極地域観測隊(牛尾収輝隊長)を乗せた観測船しらせ(酒井憲艦長)は10日、海を覆い尽くす定着氷に突入した。約50キロ先の昭和基地に向け、砕氷航行を続けている。


 現地時間の午前8時18分、南緯68度、東経38度から、定着氷縁に入った。突入時の氷の厚さは約1・5m。乗り上げた船の重さで氷を割る「ラミング」を繰り返し、船体を上下左右に揺らして航路を開いた。


 63次夏隊員の小野寺翔さん(33)=関電工、群馬県藤岡市出身=は「海と氷の境目を見た時、南極に来たんだと実感できた。この氷が南極大陸までつながっているのか」と見渡した。

(c)KYODONEWS

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