2021.12.10 17:58
Understanding China Conference 2021（広州）の参加者が世界的な課題に取り組むための国際協力強化を呼び掛け
AsiaNet 93594 （3161）
【広州（中国）2021年12月9日新華社＝共同通信JBN】テーマ「いつ、どこで-世界と中国と中国共産党（CPC）の前例のない変化」をテーマに2021年12月1－4日、中国南部の広州市で開催されるUnderstanding China Conference 2021（広州）は、世界の政治、学術、経済コミュニティーからの80人近くの著名人を魅了している。
世界が直面している差し迫った課題と深刻なリスクに対してより永続的な解決策をオファーする方法に焦点を当て、グローバルな知性の活発な交換を促進する方法として、合計12の連続した並行フォーラムが開催された。
ジェームズ・ゴードン・ブラウン（James Gordon Brown）元英首相は「気候変動（対策）で必要とする協力から世界的な解決策を必要とする巨大な世界的課題に直面しているので、世界的な貧困、保護貿易主義、核拡散、パンデミックを根絶するために現在必要とされている協力に対する世界的な資金面での不安に対処している」と述べた。
清華大学のMartin Jacques客員教授は、CPCの成功は中国文明を実証し解明する能力にあると指摘した。Jacques氏は、共産党の発展は一夜にしてセンセーションを巻き起こすのではなく、長期にわたるプロセスを経ており、絶え間ない改革を通じて党自体が改善されたと付言した。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校のEmmett Institute on Climate Change and the Environment（エメット気候変動環境研究所）のAlex Wang教授兼共同ディレクターは、中国は太陽光発電、電気自動車、バッテリーなどの分野で多くの経験を有しており、気候変動に関する分担と行動の加速を改善する上で、協力は中国と世界の両方を支援することができると語った。
「協力」は、会議で最も緊急かつ最も強力な呼びかけである。これは、COVID-19に関する協力、グローバルな産業チェーンのレイアウト、カーボンニュートラル・排出ピーク目標の実現、世界的なインフラの開発とコネクティビティー、国際的なビジネス環境の調整などのトピックで見ることができる。
ビデオリンク経由でこの国際会議に参加し、パスカル・ラミー（Pascal Lamy）元世界貿易機関（WTO）事務局長は、ワクチンのギャップ、デジタルデバイド、カーボン排出物のギャップ、富の格差が依然として世界の平和と発展に深刻な課題とリスクをもたらしていると指摘した。
ラミー氏は、これらのさまざまなリスクと課題の評価が正しければ、さらに一生懸命に協力し、対処する以外に選択肢はないと述べた。
イベント参加者はこの見解に広く同意し、さらなる国際協力を求めた。
広州がこの大イベントを主催するのはこれが3回目である。そして少し前まで、このダイナミックな中国南部都市では、オンラインとオフラインで開催された前例のない国際見本市（広州交易会）が開かれ、数十万人の海外バイヤーが集まり、Guangzhou International Award for Urban Innovation（広州国際都市イノベーション賞）の印象的な授賞式が行われた。多くのエキサイティングなイベントがこの歴史的な街にもたらしたこれらすべての要素は、それをさらに多様かつダイナミックなものにした。
ソース：2021 Understanding China Conference (Guangzhou)
Understanding China Conference 2021（広州）
