2021.11.22 10:14
左右両派の決選投票へ、南米チリ 任期満了に伴う大統領選
【カラカス共同】南米チリで21日、中道右派ピニェラ大統領の任期満了に伴う大統領選が実施された。7人が争う中、当選に必要な過半数を獲得する候補はおらず、右派の弁護士ホセアントニオ・カスト氏(55)と左派の下院議員ガブリエル・ボリッチ氏(35)が12月19日の決選投票に進むことが決まった。同国メディアが報じた。
開票率約92%でカスト氏の得票は約28%、ボリッチ氏は約25%。与党候補の支持率は低迷した。
チリでは2019年10月から社会格差へのデモが起き、格差の元凶とされたピノチェト軍政時代の憲法を廃止し新憲法を制定する動きにつながった。