高校生仏師が仏像４体奉納、大津　三井寺、合わせて「七福神」に

2021.11.21 17:34

高校生仏師が仏像４体奉納、大津　三井寺、合わせて「七福神」に

高知新聞社

　弁財天（中央上）の両脇に２体ずつ安置された白色の仏像と、高校生仏師の大久保汰佳さん（左）。右は園城寺住職の福家俊彦氏＝２１日、大津市

　大津市の園城寺（三井寺）に２１日、長野市の高校生大久保汰佳さん（１８）が自ら制作した仏像４体を奉納した。同寺で新型コロナウイルス禍の終息を願って公開されている３体の仏像と合わせて「七福神」となり、長吏（住職）の福家俊彦氏（６２）は「純粋な気持ちで納めてくれた。人生の大きなきっかけになれば」と目を細めた。

　大久保さんは３歳ごろに雑誌で見た興福寺（奈良市）の千手観音菩薩立像に魅せられ、５歳で仏像作りを始めた。これまでに制作したのは３００体を超える。

　昨年６月に三井寺に参拝したことなどをきっかけに、３カ月かけて石粉粘土で高さ約３６センチの仏像４体を作った。

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