2021.11.21 17:17
ベラルーシ国境、緊張が一時緩和 難民ら2千人保護、人道支援強調
ポーランドとの国境に近いベラルーシ西部の物流倉庫に移動した難民ら=20日(タス=共同)
【モスクワ共同】欧州連合(EU)への入域を目指す中東からの難民・移民が押し寄せたベラルーシ西部のポーランド国境で続いた緊張は、一時緩和された。欧州メディアなどによると、国境沿いで野営していた難民ら約2千人のうち多くが保護された。ベラルーシは「人道支援」を強調。ただ、再び緊張が高まる可能性もある。
国営ベルタ通信は20日、ベラルーシ当局が用意したブルズギ・クジニツァ国境検問所近くの物流倉庫で毛布にくるまった難民らの写真を公開。食事が提供される様子も伝えた。新型コロナウイルスのワクチン接種も検討されているという。