2021.11.16 16:33
米中首脳会談、台湾や人権で応酬 衝突回避の認識は一致、対話継続
15日、米ホワイトハウスで、中国の習近平国家主席とのオンライン会談に臨むバイデン大統領=ワシントン(ロイター=共同)
【北京、ワシントン共同】バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は日本時間16日に行った初のオンライン会談で、台湾や人権、通商問題を巡り主張を譲らず応酬となった。覇権争いが激化する中、衝突に発展することを回避する必要があるとの認識では一致。対話継続の重要性を確認し、意思疎通は続ける方針だ。米中両政府が発表した。
両首脳の対話は2月と9月の電話会談に続き3回目。共同声明など具体的な成果物はなかった。会談は約25分間の休憩を含め3時間40分に及んだ。
米政府高官は主要議題は「米中競争の責任ある管理や、競争を制御するガードレールづくりの方法」だったと説明した。