2021.11.11 19:02
JR東、冬のボーナスは2カ月分 赤字続き民営化後で最低水準
JR東日本は11日、冬のボーナスに当たる年末手当の支給額を基準内賃金の2・0カ月分にすると労働組合に回答した。新型コロナウイルス流行の影響で鉄道利用者数が減少し、赤字が続くため、冬季手当として1987年の国鉄民営化以降で最も低い水準となった。
平均支給額は66万1600円(39・1歳)。組合との合意を経て12月3日に支給する。昨年冬は2・2カ月分だった。最大労組の東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)は2・7カ月分と特別手当5万円の支給を要求していた。
JR東の2022年3月期連結業績は、純損益が1600億円の赤字(前期は5779億円の赤字)になる見込み。