2021.11.10 19:17
携帯大手3社、値下げ響き減益 金融、法人事業は好調
NTTドコモとKDDI、ソフトバンクの携帯電話大手3社の21年9月中間連結決算が10日出そろい、3社とも純利益が前年同期から減少した。政府の要請を受けて携帯電話料金を引き下げたことが響いた。スマホ決済などの金融事業や法人事業は好調だった。
ドコモが10日発表した純利益は前年同期比11・9%減の3448億円だった。割安な料金プランを売り出したことに加え、格安スマホ事業者から受け取る音声通話回線の使用料を引き下げた影響もあった。
先に決算を発表したKDDIの純利益は3・1%減、ソフトバンクの純利益は2・5%減だった。2社とも売上高は過去最高を記録した。