2021.11.10 08:53
ポーランド、難民巡りロシア非難 国境に数千人、対立激化も
9日、ベラルーシとポーランドの国境近くの森で座り込む難民たち(ロイター=共同)
【ビリニュス共同】ポーランドのモラウィエツキ首相は9日、隣国ベラルーシから中東出身の難民ら数千人がポーランド国境に押し寄せている問題を巡り、議会で「首謀者はロシアのプーチン大統領だ」と述べ、ベラルーシと関係の深いプーチン政権を非難した。ポーランドなど欧州連合(EU)とロシア、ベラルーシとの対立がさらに深まる恐れがある。
英BBC放送などが伝えた。モラウィエツキ氏はロシアとベラルーシが難民をベラルーシ経由でEUに入域させ、EUを不安定化させようとしていると主張。「人々が人間の盾として使われる新しい形の戦争だ」と語った。