2021.11.09 16:38
佐世保殺害、高裁も収容継続支持 当時高校1女子、医療少年院に
福岡高裁=福岡市中央区
長崎県佐世保市で2014年7月、高校1年の女子生徒=当時(15)=を殺害し、医療(第3種)少年院に収容されている同級生の元少女(23)について、福岡高裁は9日までに、収容継続を認めた長崎家裁決定を支持し、元少女側の抗告を棄却する決定をした。23歳を越えての収容継続は異例。決定は4日付。
少年院の収容は23歳未満までだが、第3種は精神に著しい障害がある場合、26歳になるまで延長を認める規定がある。規定による継続は全国で初めてとみられる。
事件は14年7月26日に発生、元少女が殺人容疑で逮捕された。長崎家裁は15年7月、医療少年院送致の保護処分とした。