2021.11.08 19:58
コソボなど合作の映画に栄冠 第34回東京国際映画祭
第34回東京国際映画祭で「東京グランプリ」を受賞したカルトリナ・クラスニチ監督の代理で登壇した、在日コソボ大使館のアルバー・メフメティ臨時代理大使。左は国際審査委員長のイザベル・ユペールさん=8日午後、東京・日比谷
第34回東京国際映画祭の授賞式が8日、東京・日比谷で開かれ、コソボなど合作の「ヴェラは海の夢を見る」(カルトリナ・クラスニチ監督)がコンペティション部門の最高賞「東京グランプリ」を受賞した。映画祭は同日、閉幕した。
「ヴェラは海の夢を見る」は、夫を自殺で亡くした高齢女性が、男性優位社会の理不尽にあらがう姿を描いた物語。閉幕は大ヒットミュージカルを映画化した「ディア・エヴァン・ハンセン」が飾った。
他の主な受賞者と作品は次の通り。(敬称略)
審査委員特別賞=「市民」(テオドラ・アナ・ミハイ監督)▽最優秀監督賞=ダルジャン・オミルバエフ監督(「ある詩人」)