2021.11.05 19:00
メディアのネット利用議論 マスコミ倫理懇談会の分科会
新聞社や放送局などでつくるマスコミ倫理懇談会全国大会の分科会が5日、「メディア企業はネットをどう利用するのか」をテーマにオンラインで開かれた。フェイクニュースへの対応や、ネット記事の匿名化といった課題について議論が交わされた。
ソーシャルメディアなどに詳しい法政大の藤代裕之教授は、フェイクニュースが作られ、拡散する過程を説明。対策として、ネットサービスの基盤である「プラットフォーム」が低品質記事の表示を停止し、質の高い報道に資金が流れる構造をつくったり、メディアが高品質の報道に注力したりすることが必要と指摘した。