2021.11.04 18:03
日本製紙、15%以上値上げ 燃料高、需要低迷で利幅を確保
日本製紙は4日、印刷用紙、情報用紙、産業用紙をいずれも15%以上値上げすると発表した。来年1月1日出荷分から適用する。ボイラーの燃料として使う石炭の価格高騰を反映させる。新型コロナウイルス禍で需要が低迷しており、利幅を確保する狙いもある。
これら洋紙の値上げは約3年ぶり。王子HDや大王製紙が追随する可能性がある。
印刷用紙はチラシや雑誌、情報用紙はコピー用紙に使われる。産業用紙は包装紙などで、段ボール原紙や紙パックは今回の値上げ対象に含まない。
イベントの自粛や在宅勤務の普及に伴い「紙離れ」に拍車が掛かっている。