2024年 04月26日(金)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2021.11.02 08:36

【2021衆院選 高知】当選4氏 抱負を語る 高知新聞社編集局長インタビュー

SHARE

信頼される政治に 中谷 元氏(自民・高知1区)
首都圏と格差是正 尾﨑正直氏(自民・高知2区)
デフレ対策本腰で 山本有二氏(自民・比例四国)
高知に働く場所を 山崎正恭氏(公明・比例四国)

 第49回衆院選で、自民党は単独で絶対安定多数を獲得し、公明党とともに強い政権基盤を確保した。高知新聞社は1日、県内2小選挙区を勝ち抜いた2人と、比例代表四国ブロックで議席を獲得した高知県関係2人を本社に招き、戦いの感想や政策課題、今後の政権運営などを聞いた。(聞き手=山岡正史・編集局長)

【選挙戦】
■総括

 ―選挙区の2人は圧勝した。

 尾﨑 厳しい戦いだった。最後は圧勝という形になったが、高知2区の野党共闘には結束力の強さと迷いのなさがある。それに対抗するため、自民支部や後援会、市町村長に大変お世話になった。知事を退任して2年間、地域を回って一軒一軒を訪ねた。地域の成功話の裏にある厳しさや努力も学べて有意義だった。

 ―知事から国会議員1年生になる。

 尾﨑 知事時代の取り組みを加速させ、地方をもっと重視する国政に転換させたい。(1年生議員として)雑巾がけの覚悟はできている。都会の議員数が増える中、地方が大事だという仲間を募っていきたい。

 ―中谷さんは11選を果たした。

 中谷 新型コロナウイルス下の選挙。1年半近く高知に帰れず、選挙中もなかなか集会ができなかった。リモートで議員や市町村長と意見交換するなど工夫し、時代が一つ進んだ気がする。野党は国会で批判ばかりで、政策は具体性を欠き、財源も考えていない。選挙のための結束なら野合と言われても仕方ない。選挙結果は、緊急事態の中で精いっぱい対応した与党への評価だと思う。

 ―山本さんは比例単独に転出し、早々と当確を決めた。

 山本 比例名簿1位は正直予想していなかった。県内首長が(上位処遇の)要望書を作って、岸田文雄首相に渡してくれたことは感謝以外の何物でもない。党県連のフォローもあり、私を助けてくれる「救命胴衣」がたくさんあった。

 ―自民は甘利明幹事長が選挙区で敗北するなど「政治とカネ」に厳しい審判が下った。

 山本 議席は減らしたが、単独過半数を維持しており、安定した政治ができる。第一の勝因は足元のコロナ収束。与党が対策をしっかりやったことが評価された。また、所得や地域間で生じた格差について、他党が自民を批判する中、与党が誠実な姿勢を見せた結果だと思う。

 ―公明は少し増えた。

 山崎 「自公政権にお灸(きゅう)を据えないかん」という厳しい声も聞いたが、(政権が)ひっくり返るのは困るという声もあった。自民党総裁選で各候補が熱心に議論し、風が変わった。あとはやはりコロナの収束だ。不安定な時代に、今まで信じた自公に託すか、新政権にするかで選んでいただけた。

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 政治・選挙 2021衆院選 高知

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月