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2021.10.30 08:40

【2021衆院選 高知 選ぶ秋】介護人材の不足深刻 高知県内 待遇は業界内で二極化

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深刻な人手不足にあえぐ介護業界。対策の強化が急務になっている(高知市内の介護施設)

深刻な人手不足にあえぐ介護業界。対策の強化が急務になっている(高知市内の介護施設)

 全国で介護業界の人手不足が深刻化している。高齢化と人口減少が進む高知県は特に厳しく、求人を出しても職員が集まらず、事業所が閉鎖に追い込まれたり、サービスの一部を休止したりする事例も相次いでいる。県の推計では、団塊の世代が全員75歳以上になる2025年には介護職員が550人不足すると見込まれ、関係者は危機感を募らせている。

 「利用者や地域のために、という使命感で続けてきたが…。苦渋の決断だった」

 県中部の社会福祉協議会職員が声を落とす。同社協は4月、訪問介護事業からの撤退を余儀なくされた。

 原因は人材不足。5年ほど前からヘルパーの求人を出してもほとんど応募がなく、退職者の補充ができない状態に。多いときは30人いた利用者を10人に減らし、できる範囲で事業を続けてきた。…

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