2021.10.29 19:45
奄美動物保護で山道走行にルール 車台数制限、速度10キロ以下
世界自然遺産に登録された鹿児島県・奄美大島で29日、アマミノクロウサギなど貴重な野生動物が車にひかれる被害を減らそうと、夜間に山あいの道を走る車の数を制限し、速度も10キロ以下とするルールが試行された。
対象は奄美市道三太郎線の約10キロの区間。野生動物が見られると人気だが、環境省奄美野生生物保護センターによると、今年は9月までに、昨年同時期より多い35匹のアマミノクロウサギが交通事故で犠牲になった。
試行ルールでは、夜間に車で通る場合は予約制とし、東西の入り口から30分おきに1台ずつ出発。速度は10キロ以下とし、動物から離れて観察するよう求める。