2021.10.27 16:39
コロナ影響で減収、企業の59% 10月調査、自動車の減産響く
財務省は27日、10月の経済情勢報告に合わせて新型コロナウイルスの影響を企業に尋ねた調査結果を公表した。売上高が平常時より減ったと答えた企業が59・0%に上り、前回7月調査(54・1%)より増加した。コロナ禍の供給網の乱れで世界的に半導体が不足し、自動車メーカーが減産に追い込まれたことが響いた。
昨年4月の調査から同様のアンケートを続けており、減収企業の割合がピークとなったのは昨年4~5月ごろの74・4%だった。その後、徐々に下がってきたが、今回の10月調査で増加に転じた。
売上高の減少度合いは「5割以上」が7・8%、「2~5割程度」が16・0%だった。