2021.10.25 08:21
順調に育つ海遊館のアザラシ 大阪、飼育員が異例の親代わり
生後5日目のワモンアザラシの雄「ミゾレ」=4月、大阪市(海遊館提供)
大阪市港区の水族館「海遊館」で、生まれて半年が過ぎたワモンアザラシの雄「ミゾレ」が大きな水槽内をすいすいと泳ぎ、新型コロナの緊急事態宣言解除を受けて訪れる来館者を和ませている。誕生直後から体調不良に陥ったため親アザラシから離され、飼育員の手だけによる異例の育てられ方をしたが、順調に成長している。
ミゾレは4月1日、体重約2・4キロ、体長約55センチで生まれた。母親は「アラレ」で父親は「モヤ」。薄茶色っぽい輪っかの模様が現れるワモンアザラシは、主に北極圏に生息する。
海遊館によると、水族館で生まれたアザラシは自然界と同じように最初から母親に育てさせる。