2021.10.22 19:37
チューブ外れ死亡と山梨県提訴 医療福祉センターに入所中
山梨県立あけぼの医療福祉センター(韮崎市)で2018年、気道確保のため気管内に挿入したチューブが外れ、入所者の少年が死亡したのはセンターの管理体制に問題があったのが原因として、遺族が県に計約5200万円の損害賠償を求め、甲府地裁に提訴したことが22日、分かった。
訴状によると、少年は四肢がまひし、ほぼ寝たきりでセンターに入所していたが、18年12月6日午前4時ごろ、チューブが外れ、呼吸停止状態になっているのを巡回中の職員が発見。駆け付けた主治医が心肺蘇生措置を施したが、同日午後8時10分、呼吸不全で死亡したとしている。