2021.10.21 12:49
体罰や暴言認定、改善勧告 5歳児置き去り死の保育園
福岡県中間市役所を訪れ、福田健次市長(左)と双葉保育園への改善指導について協議する県福祉労働部の後藤和孝部長=21日午前
福岡県中間市で7月、送迎バスに倉掛冬生ちゃん(5)が置き去りにされ、熱中症死する事件が起きた双葉保育園について、特別監査をしていた県と市は21日、職員が複数の園児に体罰や暴言といった虐待を繰り返していたと認定し、園側に改善勧告した。11月22日までに、虐待が起きた原因の検証と再発防止策をまとめるよう求めた。
県や市によると、2019年から21年にかけ、職員が園児を拳でたたいた他、腕を強く引っ張るなどの体罰をした。また「好かん」「ばか」「あんた嫌い」と暴言を浴びせたり、トイレに長時間放置したりした。