2017.05.14 20:47
夏に多い子どもの皮膚病【こうち医療ウォッチ】高知記念病院
高知記念病院 皮膚科 松本 由美 医師
【経歴】平成16年3月 久留米大学医学部医学科卒業 平成18年4月 高知大学医学部附属病院皮膚科 平成19年6月 高知県立幡多けんみん病院皮膚科 平成21年5月 こすぎ皮ふ科 平成25年4月 高知大学医学部附属病院皮膚科 平成29年4月 高知記念病院皮膚科
-夏に増える皮膚病は何でしょうか?
夏に多い子どもの皮膚病はあせも、虫刺され、とびひ、水いぼなどがあります。アトピーがあるお子さまは汗の刺激でアトピーが悪化することもあります。
-どうしたらよいのでしょうか?
あせもの場合は体温調節ができやすい綿素材の洋服を選び、汗をかいた場合は小まめに汗を拭くことが大事です。薬を塗れる環境であれば良いのですが、難しい場合が多いと思いますので、小まめに汗を優しく拭くことだけでもだいぶ違います。
とびひは湿疹、虫刺されなどをかき壊してできた傷に細菌が付き、増殖し発症します。抗生剤内服、外用治療を行わないと治りにくく拡大することがありますので、早い段階での治療が大切です。
水いぼはプールが始まる季節になると、保育園や学校で指摘されることが多いようです。基本は取り除きますが、痛みがあるため相談しながら治療法を決めていきます。
子どもの皮膚病は短期間で悪化することがあります。おかしいな、なかなかよくならないなと思ったら皮膚科の受診をお勧めします。
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