聖徳太子と縁結ぶ五色綱　大阪・四天王寺で千四百回忌

2021.10.18 18:58

聖徳太子と縁結ぶ五色綱　大阪・四天王寺で千四百回忌

高知新聞社

　大阪市の四天王寺で始まった、聖徳太子の千四百回忌の「御聖忌慶讃大法会」＝１８日午後

　聖徳太子（５７４～６２２年）が６世紀に創建したとされる大阪市天王寺区の四天王寺で１８日、聖徳太子の千四百回忌の「御聖忌慶讃大法会」が始まった。境内には約３７０ｍの五色の「結縁綱」が張り巡らされた。大正時代の千三百回忌の節目でも、綱が巡らされたという。

　結縁綱は聖霊院の「聖徳太子四十九歳摂政像」と「聖徳太子十六歳孝養像」の手に結び付けた五色の綱を、境内３カ所に立てられた高さ５～７ｍの柱を介し、五重塔や金堂の救世観世音菩薩像などとつなぐ。柱に触れることで、綱を通じて聖徳太子と縁を結ぶことになる。紫色などのけさを身に着けた僧侶らが、柱の開眼法要をした。

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