2021.10.11 17:21
エネオス、再エネ大手を買収 2千億円で、構造転換加速
石油元売り最大手のENEOS(エネオス)ホールディングスは11日、再生可能エネルギー発電大手のジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京)を約2千億円で買収すると発表した。人口減少やハイブリッド車の普及を背景にガソリンの国内需要は減少している。世界的な脱炭素化の流れも見据え、石油に依存した事業構造からの転換を加速させる。
子会社のエネオスが2022年1月下旬、米金融大手ゴールドマン・サックスとシンガポール政府投資公社からJREの全株式を取得する。今回の買収でエネオスの国内外での再生エネ発電容量は、建設中を含め約122万キロワットになる。