2021.10.07 18:29
比副大統領が大統領選出馬 野党出身、強権路線の転換目指す
7日、マニラで、フィリピン大統領選への出馬を表明するロブレド副大統領(AP=共同)
【マニラ共同】フィリピンのロブレド副大統領(56)は7日、来年5月の大統領選への出馬を表明した。野党出身で、ドゥテルテ大統領(76)の強権路線からの転換を目指す。立候補届け出は8日が期限。大統領の再選は禁止され、ドゥテルテ氏が2日に政界引退を表明したため、次期政権の行方は混沌としている。
大統領選には元プロボクサーのマニー・パッキャオ上院議員(42)やマニラ市のイスコ・モレノ市長(46)、故マルコス元大統領の長男フェルディナンド・マルコス元上院議員(64)らが届け出た。ドゥテルテ氏の有力後継者とされるダバオ市長の長女サラ氏(43)の動向が注視されている。