米、超党派の警察改革を断念　法案可決見通し立たず

2021.09.23 11:44

米、超党派の警察改革を断念　法案可決見通し立たず

高知新聞社

　【ワシントン共同】米議会で超党派の警察改革法案可決を目指していたブッカー上院議員（民主党）は２２日、共和党との意見の隔たりが埋まらないとして断念を表明した。昨年５月の白人警官による黒人男性暴行死事件を受け、警察の過剰な暴力防止への機運が高まったが、厳しい規制を求める民主党に対して共和党は警察の裁量を重視。折り合いが付かなかった。

　ブッカー氏は声明で「残念ながら溝は深すぎる。別の選択肢を探る時が来た」と説明。バイデン大統領も２２日に声明を発表し「上院共和党は穏当な改革さえ拒否した」と批判した。

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