2021.09.08 17:03
広島の被爆建物、国が強度調査 旧陸軍被服支廠の安全対策検討
広島市に残る最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠」
広島市に残る最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠」を巡り、現存する4棟のうち保存するかどうかが決まっていない国保有の1棟について、国が初めて強度の調査をすることが8日、管理する中国財務局への取材で分かった。本年度中に調査し、安全対策を検討する。県が保有する3棟は既に調査を終え、2023年度から耐震工事を始める方針。
被服支廠は、太平洋戦争の終わりまで軍服などを製造、保管していた施設で、爆心地から約2・7キロに位置する。現在はれんが造りの倉庫4棟が住宅街に残っている。