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2021.08.14 08:43

ジップライン1年目好調1.2万人滑空 高知県四万十町が黒字739万円を基金に

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コロナ禍でも利用が好調だった「四万十川ジップライン」(四万十町十和川口)

コロナ禍でも利用が好調だった「四万十川ジップライン」(四万十町十和川口)


 昨年6月にオープンした高岡郡四万十町十和川口の「四万十川ジップライン」は、新型コロナウイルス下でも人気を集め、1年間で1万2千人以上が爽快な滑空を楽しんだ。2020年度は9カ月で、初年度目標の7千人を大きく上回る1万951人。町は黒字分の739万円を施設改修などに充てる町施設等整備基金に積み立てた。

 道の駅四万十とおわに隣接するジップラインは、四万十川上空に張ったワイヤを滑車で約200メートル滑り降りるアトラクション。同町が総事業費約6800万円で整備し、昨年6月27日に県内で初めてオープンした。住民有志による「株式会社四万十とおわ」が町の委託を受けて運営している。

 屋外で川風が吹くことも多いため新型コロナ禍でも人気を集め、開業4カ月で初年度目標の7千人を達成。20年7月~21年6月30日までの1年間に1万2741人がジップラインを体験した。

 20年度は、夏休み中の8月が2918人で最多。11月1800人、10月1563人と秋の行楽シーズンでも人気を集めた。一方、冬場は1月343人、2月503人など、利用が少なかった。21年度は4月810人、5月899人、7月926人で、梅雨と重なった6月を除き好調を持続している。

 四万十とおわ専務の上村嘉郎さん(51)は「コロナ禍にもかかわらず予想以上の利用をいただいた。ただ冬場に利用が少ない課題もあり、料金割引など工夫したい」と話している。(小林司)

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