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2021.09.03 08:00

〝秘境〟の蜂蜜、採取始まる 高知・仁淀川町椿山、高知市の店頭に

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蜂蜜を採取する中内健一さん(仁淀川町椿山)

蜂蜜を採取する中内健一さん(仁淀川町椿山)

 吾川郡仁淀川町椿山でこのほど、蜂蜜の採取が始まった。集落唯一の住民、中内健一さん(62)が丹精込めて作っており、10月には高知市の店頭に並ぶ。

 椿山は標高約700メートルの山深い集落。2019年から定住者がいなくなっていたが昨春、中内さんが1人で帰郷した。

 蜂蜜は昨年から、高知市北御座の「とさのさと」に「秘境の里・椿山の日本はちみつ」と銘打ち卸している。ミツバチが集まる巣箱は、中内さんが丸太をくりぬいて自作した昔ながらのもの。集落や周辺の山々に設置しており、自生するさまざまな花の蜜が混ざり合った独特の味わいが好評だ。

 椿山の蜂蜜採取は9月中下旬が最盛期だが、8月29日は既にたっぷりと蜜がたまった巣箱から早めに採取。長袖長ズボンに防護ネットをかぶった中内さんは汗だくになりながら、丁寧に蜂の巣を取り出していた。

 今年は約50キロを採取する予定で、500グラム3500円(税込み)で販売する。中内さんは「春夏秋冬の花の蜜が合わさっている。ぜひ味わってほしい」と話している。(楠瀬健太)

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