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2021.09.02 17:33

クニマス急減、追加貸与を要請 秋田県、生息地の山梨県に

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 秋田県仙北市の「田沢湖クニマス未来館」で展示されているクニマス=8月

 秋田県が山梨県から借り受け、飼育するクニマス12匹が今年に入り次々と衰弱死していることが2日、県などへの取材で分かった。大半は寿命を迎えたとみられるが、残りは9匹に。秋田県は繁殖の取り組みはしておらず、このままでは展示ができなくなるとして、山梨県に追加貸与を要請した。

 クニマスはかつて秋田県仙北市の田沢湖に生息していたが、湖の酸性化で1940年代に絶滅。一方、2010年に山梨県の西湖で見つかったクニマスは30年代に田沢湖から移された個体の子孫とみられ、秋田県は17年以降、計40匹を借り受けている。

 クニマスの寿命は3~6年で、秋田県の9匹は間もなく4歳。

(c)KYODONEWS

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