2021.09.02 06:20
産油国、追加の増産見送り 協調減産、従来方針を維持
【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」は1日の閣僚級会合で、毎月日量40万バレルずつ原油協調減産を縮小していくとした前回会合の合意を維持した。米バイデン政権がガソリン価格の高騰を抑えるため増産を要請していたが、新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない中で、追加の対応を見送った。
OPECプラスは声明で「コロナの流行は依然として先行きに不確実性をもたらしているが、市場のファンダメンタルズ(基礎的条件)は強まってきた」と表明した。次回会合は10月4日に開く予定だ。